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KPOPダンスには【基礎力】が重要。ダンス指導者の練習方法を紹介

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第三次韓流ブームをきっかけに、流行りだしたK-POP。

K-POPのパフォーマンスは見ているだけでもハマってしまうような振り付けやメロディ、さらには独特なリズムで中毒性があります。

そんな魅力的なK-POPですが、見ているだけではなく、

「大好きな推しのダンスを覚えて踊ったりしたい

「アイドルのダンスをすぐにコピーできるようになりたい」

「ダンス経験者みたいに踊れるようになりたい」

と思っている方も多いのではないでしょうか?

また、挑戦したことがある方でも

「初心者と経験者のダンスはなにか違っている」と感じている方も多いと思います。

そこで今回は、そんなkpopダンスに必要不可欠な、『基礎力』について、現役KPOPダンス指導者が、指導の経験を元に細かく解説して行きたいと思います!

K-POPダンスの基礎とは何かについて解説した後、

「基礎から習いたい」

「基礎が大切って言うけど具体的に何を練習すればいいの?」

「基礎は何から練習したらいいの?」

といった疑問も解消していきます。

KPOPダンスとは

KPOPのアーティストが踊るダンスの事を指す事が多いです。

K-POPダンスの特徴としてはHIPHOPを初めとする様々なジャンルの動きが、取り入れられているということです。

初心者でも真似できるものもありますが、複数のジャンルの動きを取り入れた、経験者でも難しいような難易度の振り付けまで難易度の幅が広いです。

また、曲のイメージによっても大きく代わり、コレオグラファー(振付師)によっても大きく特性が変わります。

最近では日本人の振り付けが起用されていたりして、日本人のダンスレベルの高さがうかがえます。

・K-POPダンスには様々なジャンルの動きが、取り入れられており、特定のジャンルを練習するというわけではない

曲のイメージやジャンルの種類によって難易度の幅が広い

KPOPダンス基礎の重要性

いざ憧れのアーティストを真似て踊ってみても、

『何かが違う。。』『そもそも真似をする事自体が全く出来ない』など、

壁にぶつかった事がある方も少なからずいるのではないのでしょうか?

その理由は、ダンスの基礎力があるのと無いのとでは大きく差が開いてしまうからなのです。

経験者のダンスと初心者のダンスには、いくつか違いがありそれぞれに特徴があります。

まずは、この違いと特徴を知り、自分に足りないものを見つけていくことです。

KPOPダンス経験者と初心者の違い

経験者と初心者の間には大きな差があります。その差の大きな部分は基礎力があるか、ないかです。

ここから詳しく、なぜ初心者がKPOPダンスを上手に踊ることができないのか、経験者との差を見ていきます。

ダンスを踊りきる体力

踊る事自体できても、息が切れて苦しくなる方が、未経験者の方の中にはいるのでは無いのでしょうか?

バスケやサッカーなどの運動をやっている人や学生時代に部活でやっていた人などは、

スポーツに向けた体が出来ているので、意外にすんなり出来るケースも珍しくありません。

ただ日頃運動する習慣が無い方々は、KPOPダンスはハードに感じる事も多いと思います。

ダンス経験者は何度も練習を重ね、人によってはトレーニングなども行い、ダンスに必要な体を作っています。

未経験者でも、集中して練習する事で、その振り付けに体を順応させて行く事は可能です。

体のパーツのコントロール

体のパーツをコントロールするとは、いわゆるアイソレーションというものです。

未経験者の方にとって、この、「体のパーツのコントロール(アイソレーション)」はかなり難しいと思います。

振り付けの中で入ってくる『首だけ動かす』とか、『腰を入れて歩く』とか、『肩を交互に動かす』などの動きはすぐに真似する事が難しいです。

一方、ダンス経験者は何度も練習を重ね、アイソレーション単体での練習を重ねています。

体のパーツを自由にコントロールする事が出来ると、ウェーブなども綺麗に見せる事が出来ます。

この練習自体が可動域を広げる事にもつながり、体の動かし方を知っているが故に、コピーした時に再現性が高くなるのです。

アイソレーションとは「分離」や「独立」などの意味を持ち、体の各部分を独立させて別々に動かすトレーニングのこと

アイソレーションについてはこちらの記事で詳しく解説しております。

【アイソレーション ダンス】【avex講師】動画でコツと練習方法を解説

リズム感覚

未経験者の方は、カウントで踊る事がほとんどだと思います。

カウント自体も複雑になると、「どのタイミングで動けばいいのか?」と、頭を悩ませる事も多いでしょう。

また動く事を優先してしまい、『¥早取り』と言われる、リズムより早く動いてしまう状況陥る事が多いです。

一方、ダンス経験者は、カウントだけでは表現しずらい『歌詞のタイミング』や『楽器の音』などに合わせて踊る事が出来ます。

またどの音楽をどの振り付けがどのタイミングで表現しているのかという事を理解して踊る事の大切さを知っています。

故に再現性が高くなるのは当然と言えるでしょう。

カウントがわからない方はこちらの記事で解説していましたので、見てみてください。

カウントとは、「数える」の意味ですが、ダンスの世界では音楽のテンポや拍子(ビート)を数えるときにカウントを使用します。

【図解あり】ダンスのカウントとは?【仕組みや練習方法を解説】

早取りについてはこちらで詳しく解説しているのでご覧ください。

早どりとは音楽よりも先に踊ってしまう、音楽のビートやリズムより、先に音を取ってしまう状態のことです。

【ダンスの早どり】【avex講師が教える】原因と直す方法とは?

ポージングがわからない、止まれない

未経験者の方は止まる事自体に違和感を感じたり、ポージングが苦手な方が多いと思います。

また真似しても何か違う感があったりカッコいいと思えなかったり、ポージングで悩む方も多いのではないでしょうか?

一方、ダンス経験者は、『どこに自分の体の軸を置くのか?』『角度はどれくらいつけるのか?』『手の位置は?目線はどこを向くのか?』など

1つのポージングから様々な情報を分析し、再現する事が出来ます。

部屋でダンスの練習をする女性

ここまで、未経験者の方とダンス経験者と比べて来ましたが、何となく違いが伝わったでしょうか?

極論、経験値や慣れの問題はあるのですが、様々な違いがある事に気がついたと思います。

基礎が大事と呼ばれるこういう理由なのではないかと筆者は考えています。

KPOPダンスの基礎力を上げるには?

ここまで、未経験者の方とダンス経験者の違いを見てきました。

ここから、この違いを埋めていくにはどうすれば良いかを解説していきます。

ダンスに慣れる

まずダンスに慣れる事、音楽を聴いて体を動かす事に慣れる事が重要です。

ただ難しく考えなくても大丈夫です。

練習を繰り返して行くうちに、基礎体力は勝手に上がっていきます。

走り込みとか有酸素トレーニングとかも良いですがダンスを踊る時間や練習する時間を増やした方が効果が高いと筆者は考えます。

ダンス経験者は日頃から練習していたり、ダンスに関する何かに触れている事が多いです。

「ダンスを見る」「振り付けを考える」「レッスンをする」など、日常生活の中にダンスが自然と組み込まれていることが良いのかも知れませんね。

ダンスを無理なく自分の生活の中に取り込むと良いと思います。

アイソレーションの練習

アイソレーションはKPOPダンスに関わらず、ダンスを練習するのに必要な項目です。

日常生活で、首や肩だけを動かすという動作はまず必要ありません。

つまり日頃からやらない動きをいきなり出来る訳がないんです。なので練習が必要になります。

様々な練習方法がありますが、自分にあったものを選ぶのが一番だと思います。

ポイントとしては、イメージがとても大切で、自分の体の動かし方を自分で認識する作業でもあります。

アイソレーションについてはこちらで詳しく解説しているのでこちらで練習してみてください。

【アイソレーション ダンス】【avex講師】動画でコツと練習方法を解説

アイソレーションを覚えると、自分の体のコントロールが出来るようになり、いわゆる「脱・初心者」に繋がる要素となります。

リズムトレーニング(カウントやタイミングも含む)

リズムトレーニングはリズムキープを指す事が多いんですが、

筆者はカウントの数え方や、音の取り方も含めてリズムトレーニングと考えます。

「どの音楽を意識して踊っているのか」や歌詞のタイミング、音源の強調される部分など「何を意識して踊るか」でダンスのクオリティに差が出てきます。

こちらも練習すると良いでしょう。

また、諸説はありますが、このリズムトレーニングの概念を作ったのは日本人とされています。

海外から入って来たストリートダンス。

見た事もないその動きに魅了され、少しずつ確実に日本にダンスは広まって行く事になります。

「どうやって動いているのか」「あの独特の動きはなんなのか」分析し練習方法を日本人が開発したのです。

俗にリズムと言われ『アップ』『ダウン』などが最初に練習するリズムの取り方になります。

このリズムに関してもっと詳しい解説や種類を確認したい方はこちらの記事がとても参考になります。

リズムトレーニングとは?学校でリズトレ論を教えるダンサーが解説!

ポージング(体の角度や手の使い方などの観察力を養う)

意外と難しいこのポージング。慣れるまでに時間がかかる項目の一つです。

角度や手の使い方、目線や軸など気をつける事は沢山ありますが

ポーズの例の紹介や細かいコツなどは以下の記事が参考になります。

かわいいポーズまとめ!アイドル指導経験ダンサーがコツを解説!

ポージングを覚える事で踊らなくてもポーズを決めて立っているだけでカッコいいという状況を作る事が出来るようになり、

ポーズの連続でもダンスとして見せる事が出来るようなレベルまで練習すれば、ソロダンスに悩んだ時も役に立ちます。

漫画や雑誌などダンス以外の物からでもヒントを得る事が出来るので、いろいろ試して是非身につけて下さい。

筋力、体幹トレーニング(余裕があれば)

筋肉があるに越した事は無いと思いますが、必須ではないと筆者は考えます。

  • リズムを深く取る為に腰を落としたい。
  • フロアのテクニックで下半身を使いたい。

など、場面に応じて基礎的な能力を向上させる為に、スクワットなどで下半身を強化したりする場合はあると思います。

プランクを初めとする体幹トレーニングも同様で、

ダンスでは、自分の体の軸を保ったり急停止したりする時にインナーマッスルを使います。

経験者であれば意識する必要はありますが、

まず自分の体の軸の構造や、体の使い方が良くわからない内は、必要ないかなと筆者は考えます。

挑戦することで、かえってトレーニング自体が嫌いになり、ダンスの練習の頻度が下がってしまっては意味がありません。

余裕があればやってみて良いのではないかなと思います。

【体幹強化プランク】踊ってもぶれない体つくりのやり方

フォーメーション(複数人で踊る、完コピの場合)

最初は必要無いと思いますが、複数人で踊ったり、本家を意識した場合次の練習が必要になります。

踊りながら移動する。

次の立ち位置まで移動する。

立ち位置によって振り付けのタイミングを変える

いわゆる構成と言われる部分で、

ベースの振り付けの中で、グループで踊る事を生かし、

ダンスの中でメンバーの立ち位置や陣形が変わって行く事を指します。

最初は右端にいたメンバーもサビの前で中心に移動していたり、

曲の展開で様々に変化して行きます。

ただし、振り付け自体を踊る事も難しい場合、まずは無視してもいいかなと筆者は考えます。

立ち位置を覚えるって意外と大変なんです。

どうせ覚えるならまずは振り付けからで良いと思います。

少しずつ出来る事を増やしてダンスを踊る事を楽しんだ方が、長く続けられると思い指導にあたっています。

ダンスを動画で練習する女性
  • ダンスを生活に取り込み慣れる
  • アイソレーションを練習する
  • リズムトレーニングをする
  • 必要に応じて筋肉、体幹を鍛える
  • 慣れてきたらフォーメーションを練習する

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はKPOPダンスい必要な「基礎」をダンス指導者の目線で解説してみました。

様々な事が要求されるKPOPダンスですが、初めから完璧に踊るを目標にするより、

まずはダンスを楽しむ。そしてダンスの練習を習慣づけるのが大事かなと思います。

ダイエットを例にすると、無理なダイエットは体の負担が大きくリバウンドもしやすいのと同じです。

小さい努力でもいいので少しずつ積み重ねると、長期で見た時に成長している事が多いです。

自分にあったダンスの関わり方を楽しみながら作っていってみて下さい!

おすすめはレッスンを習うこと

ここまで基礎力とは何かについて解説してきましたが、基礎力を身につけるのに最も有効なのは、レッスンを受講することだと思います。

海外旅行でもガイドブック片手に観光地やショッピングモールを回るよりガイドさんがいた方が楽ですよね?

先生というのはそのガイドさんに当たる役割で、

「どんなダンスを踊りたいのか?」

「そのダンスに必要な練習は何なのか?」

「上手くなる為のコツは?」

右も左もわからないアナタをサポートしてくれます。

さてここでレッスン方法ですが、様々な方法がある中でオンラインレッスンを紹介させて頂きます。

いきなり経験者に混じって踊る事に抵抗を感じる。

どんなものか気になるので試してみたい。

とりあえずダンスを習ってみたい。

こういう方々は、オンラインレッスンでまずはお試しっていうのもアリなんじゃないかと思います。

スポともダンスアプリはプロのダンサーの先生が個別にカリキュラムを組んでくれるので、それぞれの要望にあったレッスンが提供できます。なので、

『コピーレッスンで大好きなKPOPアイドルの曲を練習しながら基礎力も身につける』

ということも可能です!

現在、2週間の無料体験も実施中ですので、ぜひチェックしてみてください!

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ナオト
わかりやすい指導とカリキュラムで 多数の生徒を抱える人気講師 それを裏付ける100を超える生徒からの評価数 様々なジャンルのダンスに精通し その多才な知識を元に「スポともダンスマガジン」のライターとしても活躍中